オペアンプ その2 

 「7tr の2段アンプの回路構成を覚える」

  新しい回路を勉強する時には、その回路構成を丸暗記することをお薦めします。会議中に上司や同僚に言われたら、すぐその場でホワイトボードに回路図をスラスラと描くことができたらかっこいいですね。さらに、回路を頭の中で描きながら参考書を読み進めることができると、勉強の効率は倍になります。

  それでは、上に示した 7tr の2段アンプの回路構成を覚えてみてください。覚える時には、図形として暗記したり、回路の動作や構成の理由から順序立てて覚えたりと、右脳と左脳のバランスをとると効率的です。直感的な発想が得意な人は図形的な暗記に重きをおき、論理的な思考が得意な人は理屈を重視すると良いでしょう。この7tr の2段アンプの理屈は、次のページで示します。

  なお、このサイトでは、参考書にのっているような図や数式を示しながら回路を細かく説明することは致しません。そのような説明で、参考書には絶対に敵わないからです。7tr の2段アンプは、とても大切な回路であることに加えて、これと全く同じ回路図がどの参考書にも載っているとは限らないので、あえて図を載せることにしました。(例えば、「 Razavi 応用編」にはのっていません。差動段の左右の電流経路の間で電流をミラーする代わりに、外から基準電位を与えて電流源をつくる方式はのっていますが。。あとはカスコード接続が中心になっています。ただし残念ながら、これは電源電圧が低下している最近のプロセスには適さない構成です。電源電圧が高くてスペックによって強い理由があれば別ですが。)

 

 

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